Cabaret Recordings-Masda&Vladimir Ivkovic-

LINE UP:
DJ MASDA
Vladimirlvkovic

11PM – 5AM
adv:2500 jpy door : 3000 jpy
under 23 : 2000 jpy
Ticket : https://ja.ra.co/events/2282665

Masda :

VladimirIvkovic

Vladimir IvkovicはDJである。もちろんそれ以上の存在であるが、彼の本質はレコードを選び、非常に説得力のある壮大なストーリーの中に織り込む、特殊な才能を持ったアーティストだ。 ベオグラードで生まれ育ち、80年代半ば、10代でDJを開始するが、一度ドイツへの留学でユーゴスラビアを離れ、夏休みに帰国してからは両親が経営する湖畔のレストランで即興のパーティを開き、DJに没頭するようになる。 それから20年、彼はSelectedやSubstanceといったイベントを開催しつつスキルを磨くと、当時はまだ売れていなかった音の境界を切り開くうようなDJたちを招いていた。やがて彼はデュッセルドルフのSalon des Amateursという場所に自身の音楽的、また精神的な居場所を見つける。 この場所は徐々に大きな影響力を持つようになり、Lena Willikens, Tolouse Low Trax, Jan Schulteなどの異才を生み出すに至っている。 Salon des Amateursは、その小さな規模から、真の音楽愛好家が従来のエレクトロニックダンスミュージックとはかけ離れたサウンドやジャンルを探求するDJを体験できる、オープンプラットフォームのような場所だった。そしてその実験精神はIvkovicがローンチしたOffen Musicのキュレーションにも反映されていると言えるだろう。 レーベルのカタログには、アンビエントやムーディーなシンセポップと並び、セルビアのレアな実験音楽が紹介されているが、レーベルのオープンなアプローチと歪んだサウンドはIvkovicの芸術的気質を完全に著している。 近年、その方向性は世界中で熱狂的な支持を得ている。つまり彼はヨーロッパを始めとするクラブ、フェスティバルサーキットの定番となったのだ。Salon des Amateursでの長年活動に加え、De SchoolやBerghainやRobert Johnson、Lux Fragilなどのクラブにおいても確実に受け入れられ、FoldやCorsica Studios、PachaやCircoloco等、数え切れないほどのベニューへの出演を果たすと、北米やアジア、南米、オセアニアにも着実に進出していく。 そして彼の独創的なリズムはPrimavera Sound、Unsound、Houghton、Strange Sounds from Beyond、Dekmantel、Waking Life、Terraforma等多くのフェスティバルからも招待を受けている。 このようにグローバルな活動を続けながらも、Ivkovicは音楽、特にその未踏の端に潜むダークでサイケデリックなサウンドに焦点を当て続けてきた。その一旦をRed Bull Radioのボーダーレスな音楽番組「Lunatic Love Songs」に凝縮、またNoods Radio、Kiosk Radio、Oddity Radioなどのプログラムへも提供してきている。 ラジオであれ、フロアであれ、彼はキュレーターとしてのマインドと音楽への深い愛情をもって、クリエイティブに活動を続けている。 DJ以上の存在であり、目利きであり、ストーリーテラーであり、そして最も重要なアーティストであるのだ。